育休中主婦のルーティーン 休日編

ルーティーンを書き出す際、その解像度というか粒度って悩みますよね。

例えば「離乳食作る」にしても、実際は

献立を決める→材料を冷蔵庫から出す→下ごしらえしてある冷凍の食材と乾麺のうどんを鍋に食材を入れて火にかける→バナナを細かく刻んでレンチン→ヨーグルトを器に盛ってバナナを乗せる→うどんの鍋が沸騰したら弱火にして6分計る→6分経ったら器に盛って冷凍庫に入れて冷ます→湯冷しの水をコップに入れる→スプーン、歯ブラシ、スタイ、ワセリンを準備→粗熱が取れたらうどんの皿とヨーグルト、水を食卓に並べる→記録のために料理を撮影

これだけの工程がある。本当は全部細かく記載してその面倒臭さを表現したいけど、全部書いたら長すぎちゃって読むのが大変なので、ある程度はしょりつつもちょっと具体的に書きます。

 

今日は珍しく夫がゴルフコンペで早朝から夕方まで不在の日。

こんな日は年に数回しかないのだけど、今日実際にやったことを書き出してみた。

 

5:00 夫出発 私は寝てる息子を見ながら就寝

9:00 息子起床、離乳食作る、お米洗って水に漬ける、お湯を沸かして卵を茹でる、洗濯物まとめて洗濯する

9:20 離乳食冷蔵庫で冷やす、釜で炊飯、ゆで卵のカラ剥き

9:40 離乳食べさせる、歯磨きさせる、鶏肉茹でる、ブロッコリー茹でる、ほうれん草茹でる、洗濯物干す、蒸したご飯ひっくり返す、食器洗う

10:20 朝食準備、食べる、食器洗う

10:50 オムツ交換、家の窓全部開けて風通す、床のものどかす、掃除機かける、マット水拭き、床全体クイックルワイパーかける、オムツ補充

11:30 ミルク200飲ませる、哺乳瓶洗浄、レンチン消毒、うんちオムツ交換

12:00 寝かしつけ

12:20 息子寝る 自由時間 少しYOUTUBE見て昼寝

14:30 息子おきる、離乳食作り、茹でた鶏肉を薄くスライスして冷蔵庫にしまう

15:00 離乳食食べさせる、歯磨き、自分の昼食、皿洗い

16:30 生後290日記念の撮影(10日単位で撮っている) スペース確保、8ポーズどうにかこうにか動き回る息子をなだめて撮影

17:00 洗濯物取り込んで畳んでしまう、夫帰宅、ミルク200飲ませる

17:30 夫の土産「ビアードパパ」のシュークリームでティータイム

18:00 親子3人コミュニケーショタイム、TVerでドラマ「イップス」見ながら

19:00 保活、各園の入園待ち人数と受け入れ可能人数の月別の推移をエクセルでまとめて戦略分析、離乳食作り

19:30 離乳食食べさせる、歯磨き、息子寝落ち

20:00 入浴

20:30 息子の沐浴を夫が担当、その間私はアプリ「みてね」に今日の写真投稿

21:00 夫入浴、私は子守

22:00 歯磨き、寝る準備 夫がミルク200飲ませ寝かしつけするも泣き止まないので手伝う、白湯飲ませて抱っこ

22:30 夫に寝かしつけ任せて私は自由時間、ブログ書く

 

長々と書いてしまいました。

丸一日家にいて外に出ていないし、特段何をしたわけでもない普通の日だけど、やること多い。全然ゆっくりのんびりできない。朝起きてから今まで、私の完全な自由時間って息子が昼寝した2時間だけだ。作業をしていないという意味では、夫が帰宅してからのティータイムとドラマ観た1時間半もそうだけど。それを足しても3時間半。

今日は夜早めに夫に息子を任せて寝室に来れたから、夜の自由時間が2時間くらいはあるので、それを足せば5時間半。まぁ、こんなもんか。

 

よく専業主婦は「3食昼寝付き」なんて馬鹿にされるけど、実際にやってみると結構忙しい。間違いなく会社勤めしていた独身時代の方が1人の自由時間は多かった。

どちらが良いかはいろんな判断基準があるので一概には言えないけど、私個人の意見としては、日々の暮らしやすさという視点では専業主婦最高。そりゃ、なんてったって働いてないわけだからね。強制される仕事が無いという天国のような空間。

こまかい家事ってやり出すとキリがないけど、正直自分と家族さえOKならいくらでもはしょることができる。今は毎朝家全体の床掃除してるし、洗濯物は外のベランダに干してるし、離乳食は手作りしてるけど、床掃除なんて3日に1回でもいいし、洗濯も乾燥まで洗濯機に任せちゃえば干す手間省けるし、離乳食もレトルトの既製品を買えば作らなくて済む。

 

「赤ちゃんがハイハイして動き回るから床の埃や髪の毛はできるだけ除去したい」とか「乾燥機にかけると縮みやすいし傷みやすいしシワも気になるから」とか「子供が1人でまだ家事に余裕があるうちはできるだけ作ってあげたいから」という理由で毎日家事が発生しているけど、正直そこまでしなくても誰も怒らない。全部自己判断で家事の密度やクオリティを決めることができる。このなんとストレスフリーな世界。

 

これが会社員としての仕事だと、労働の対価として金銭が発生しているので、自己判断はできない。私は営業職なので売上目標もあるし顧客からの問い合わせ対応もある。評価が下がれば給料も下がる。そして何より、自分で時間をコントロールできない。出社時間も休憩時間も決まっているし、電話がかかってくれば出たくなくても出なきゃいけない。10年以上当たり前にこなしてきたことだけど、いざそのレールから外れてみると、なんて過酷な毎日を過ごしていたんだろうと愕然とする。

奴隷のように働かされる代償として、安定的な給料と安定的な身分を享受しているわけなので、自らが望んだ結果でもあるのだけれど。

自由がないのが嫌なら転職してもっと自由度の高い仕事に就くこともできるし、起業したりフリーランスとして自立する選択肢もある。でも、私はそこまでのリスクを取るほど自分のスキルや可能性を信じられないし、正直そんな高いモチベーションがない。

バリキャリ女子でもないし、仕事はお金を稼ぐための手段だと割り切って、このぬるま湯に浸かっていたい。時間を守って言われたことさえやっていればお給料が出るのだから、ゆるく働きたい。

仕事に一切のやりがいがないのかと問われれば、そんなことは決してない。

自分の担当した企業や商品が、自分の営業行為によって、誰かの役に立ったり世の中のためになっているという自負はある。仕事で関わる大勢の人たちとの関係性も自分の築いた財産だ。社内の先輩後輩同僚はもちろん、取引先の方々からもとても良くしていただいているし、ある程度評価してもらってもいる。そういった意味で自分はかなり恵まれているとも思う。

 

24時間息子のことだけを考えていれば良い今、職場復帰のことを考えるとどうしても気が重くなってしまう。もっとこの楽園にいたいと思ってしまう。

でも、復帰したら復帰したで、辛さだけでなく楽しみもできるだろう。

人間は順応していく生き物だからね。

 

人によっては「育休取ってみたら社会との接点がなくなって不安になった。早く働きたい」みたいなことを感じるママさんもいるみたいだけど、まじで尊敬する。

煩わしい人間関係に悩んだりしなくていいから育休さいこーじゃん。

朝好きな時間に起きられるのさいこーじゃん。

こう思えるのは我が子が比較的育てやすいタイプだというのも大きい。

夫が家事と育児にかなり協力的だというのも大きい。

困ったら助けてくれる実母もいるし、子育ての先輩である姉の存在も大きい。

義母、義父も程よい距離感で大変良い関係性を築けているのも大きい。

 

つまり、今私がメンタルを病まずに伸び伸びと育児できているのは私のおかげなんかじゃ全然なくって、周りのサポートと恵まれた環境にあるからだ。

 

取り止めもなくダラダラと書いてしまった。

こういう「今」の私の考えとか感情とかって、文字に残しておかないと溶けて消え去るから。

育休終了間近になったらまた変わるだろうし、復帰したらまた変わるだろうし、第二子妊娠出産なんてことになったらまた変わっていく。

 

いつか読み返して「そんな風に考えてたこともあったな」と浸りたいので、このブログは未来の私に向けて書いている。

 

明日はダイエット食事記録11~20日のまとめでもアップしようかな。

おやすみなさい。